ストロベリー・フィールド模型の作り方 (02)

1/24 スケールモデル制作記

ストロベリーフィールド模型制作02
ベクター・データを元に寸法を割り付け
後から気がついたけれど、ちゃんと赤盤・青盤になっている!!

ここから1/24スケール 本番モデル の作成です。
まずは一番複雑な門の設計ですが、幸い1995年に3D-CGのために作った赤門の ai (adobe illustrator) データ(上図)があったので、それをベースに1/24の寸法を割り当てます。

ストロベリーフィールド模型制作02
図-02b

さらに立体なので厚みが加わります。実際の門も複数の幅や厚みの柱で構成されているので、可能な限り忠実に再現します。

ストロベリーフィールド模型制作02
図-02c

図-02bのような構造を実現するには0.1ミリ単位の真鍮棒が必要でしたが、その材料は 鉄道模型 で解決しました!図-02cの写真にある材料を使いますが、主な調達先は鉄道模型材料店です。

私がよく利用する模型店は「銀座天賞堂 鉄道模型」「巣鴨さかつうギャラリー」「Models IMON 横浜店」です。
ちなみに鉄っちゃんではありません!(笑)

ストロベリーフィールド模型制作02

最初の関門!0.8ミリ角の棒に0.5ミリの溝を金属用平ヤスリで削って彫ります。上図のような治具を木とプラ版で作りました。これは治具がないとまず無理でしょう。

ストロベリーフィールド模型制作02

溝部分は0.3ミリしか厚みが残らないので、よく折れます。その際は心も折れます。(笑)
1本の棒に5カ所の溝を彫ります。歩留まり良く作るには精神修行も必要かと…。

ストロベリーフィールド模型制作02
図-02f

0.8ミリの角棒は2本接着して1.6ミリになり、溝部分に1ミリの棒が入ります。
この時点で接着は瞬間接着剤ですが、後でハンダ付けしてしまうので、止まっていれば何でも構いません。

ストロベリーフィールド模型制作02

門の骨格を作るための治具も同じように木とプラ版で作ります。図-02fの接着パーツは8本必要なので、合計16本の棒に80の溝を彫ったことになります。
ここまでパーツができれば最初のハンダ付け行程に移ります。

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