ストロベリー・フィールド模型の作り方 (01)

1/24 スケールモデル制作記

ストロベリーフィールド 1/24スケールモデルですが、構想約20年(笑)、制作期間半年で完成したミニチュア模型の作業工程をこれから書きます。

恐らく長い話になるので記事を分けて続けます。興味があるパートだけ読んで頂いて構いませんので、お付き合いよろしくお願いします。

ストロベリーフィールド、救世軍の「子供の家」を知ったのは、香月利一さんの「ビートルズ辞典」(1974)でしたが、あまりにも写真が小さくの印象はありませんでした。

10数年の後、いくつかの雑誌で 赤い鉄門 の写真を見るようになりました。

ストロベリーフィールドに思いを寄せるきっかけとなった2冊

初めて鉄門の鮮明な写真を見たのは、雑誌「FM fan 1986 No.12」でした。
改めて見ると驚くことに、この時点で門がかなり破損していることが分かります。↓↓
この後補修していたのですね!

FM fan の記事、’86年にこんなに壊れていたなんて!!

そして、模型制作の思いに至ったのは、雑誌「ガリバー 1990 12・27」の写真でした。↓↓

ガリバーの記事、門が修復されています。この雑誌の特集記事は全部良かった。

まず1995年頃 3D-CGで門を作りました。↓↓ちなみにソフトはMacのストラタ・スタジオ 3D(MYSTと同じ!)

これは3D-CGで作ったストロベリーフィールド1995年
同じく3D-CG 1995年

その後、2000年に初めてリバプールに行き、本物の鉄門のサイズを確認し、落ち葉を拾ってきました。

ストロベリーフィールド、リバプール
オリジナルと言われている門、この後一度盗難に合い2011年にレプリカに交換される

模型はずっと作りたかった訳ですが、ようやく重い腰を上げ、まずスケールを暫定で1/24 と決めました。
出来上がりサイズがほぼ両手の幅になることと、プラモデルや他の模型のスケールと合うからです。

問題の鉄門の素材はまだ決まっていませんが、取り急ぎスケール確認のためにペーパーモデルを作りました。

ペーパーモデルの制作
スケール確認のためのペーパーモデル

このペーパーモデルに関しては別記事で書いていますので、そちらを参照してください。

2012年に、はがいちよう先生の模型教室に入り、偶然ですが2作目の課題で「火の見やぐら」を作ったことで、門の作り方と素材の問題が一挙に解決し、いよいよ本番模型の制作に入ることができました。
「火の見やぐら」については別記事で紹介します。

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