15号の油絵を描くのは初めて。今回は、石、レンガ、地面などの質感を表現するために幾つかのマチエールを試し、地面には模型と同じく 本場の落ち葉 も使いました。
絵の中央にはビクトリア王朝スタイルの建物、救世軍の孤児院「子供の家」を描きました。これは19世紀の物で、1970年代前半には取り壊され、あまり資料も残っていません。
香月利一さんのビートルズ辞典に写真があります。
ジョンが子供の頃見ていた景色を想定して描いたので、門柱にもファンの落書きはありません。また、1950年頃はこれほど門周辺の木々は茂っていなかったようなので、このあたりは演出です。
上記の「子供の家」と、ニューヨークの「ダコタ・ハウス」はとてもよく似ています。
ジョンが ダコタ・ハウス を選んだ理由の一つかと思われます。
今回は公募展応募→展示のため、完成して5ヶ月ほど旅に出ていた本作ですが、返却後に額装しました。
絵の中にはいくつか 仕掛け を入れました。下の動画をヒントに探してみてください。原画を見ないとムリかも?(笑)
絵の中には、ジョン・レノンに関する事柄がいくつか隠れています。この動画をヒントに探してみてね!
制作工程・展示イベント・他
この作品の制作工程や、展示イベントの情報は別のページでお伝えします。