紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人を読了しました。

芳賀先生がモデルのミニチュア作家が登場!

紙鑑定士の事件ファイル

模型の師匠、はがいちよう(芳賀一洋)先生がモデルとなった、ミニチュアモデル作家がキーパーソンとして登場するミステリー小説です。

2020年の「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品です。びっくりですね。
ちなみに大賞の賞金は1200万円と聞いて2度びっくりです!

推理小説を読むのは久しぶりで、主に通勤時間を使って4日で読了しました。
ストーリーはかなり強引な展開ですが、事件解決のカギとなるのがミニチュア模型(ジオラマ、本書では「ディオラマ」と表現)や、紙の素材であることが新鮮です。

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本の装丁も凝っていて楽しい。

プラモデルや鉄道模型に詳しい伝説のモデラーと、模型教室の講師の二人のミニチュア作家が登場し、後者のモデルになったのが「はがいちよう」先生です。

文中では、葉田一洋(はだいちよう)の名で登場しますが、田端にある模型教室や本人のしぐさ等、実物を知っている身にとってはかなりリアルに描写されていて、とても楽しく不思議な気持になります。

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はが先生の模型教室ー小説の内容とは関係ありません。

小説の後半は急展開で、ジェットコースター的なサスペンスになるので飽きずに読了できると思います。是非、読んでみてください。

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模型教室に併設された個展ギャラリー

田端にある模型教室に併設された、はが先生のミニチュア・プライベート展示ギャラリーは予約制で見学ができます。拝観料は100円です。こちらも是非どうぞ

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