Rock’n’Roll – John Lennon Miniature model
2020年はジョン・レノンの生誕80周年、没後40周年のメモリアル・イヤーで、その記念作品としてこの情景模型を作りました。
試作ペーパーモデルの記事にも書きましたが、素材に選んだのは、1975年に発売されたジョンのアルバム、「ロックン・ロール」のジャケットになったハンブルクのアパートです。
ジャケット写真は、ビートルズのヘアースタイルやアルバムジャケット等に大きな影響を与えた、アストリッド・キルヒャーと共に、ハンブルク時代の忘れがたい写真を何枚も撮影した、ユルゲン・フォルマーによって1961年に撮影されました。
スケールは1/12なので、ドールハウスの小物が流用できるかと最初は喜んだのですが、そのまま使えるモノは殆ど見つからずに、酒瓶以外は作りました。
今回の醍醐味は何といってもレンガの表現ですね。スチレンボードを使ったスジボリなので、均等に描くのは楽なのですが、実際の現場レンガの個体別表現を何処まで再現できるかがポイントです!
ドアはジョンのジャケットでは確認できませんが、友人の旅行写真とGoogle Mapの写真から現行のドアをコピーして作成しました。
特徴のある窓枠飾りのハンダ付工程が少し面倒ですね。ドア窓からは中の様子が少し見えるように、窓にはチラシ、内部屋には絵画・写真・小道具の位置を計算して配置します。
1/12はそこそこ大きな模型になるので、今回は、はが先生の真似をして「アートインボックス」形式で額縁の中に入れ込みます。
玄関先の小物は現在の状況を参考に、スコップ・瓶・植木鉢・レンガ等を配置します。これらは1961年には無かったものですが、模型の演出として取り入れています。
ハンブルクということで、当時現地で亡くなったオリジナルメンバーのスチュアート・サトクリフと2020年に亡くなった恋人のアストリッド・キルヒャーのポートレートや、スチュのアート作品(油絵)を内部屋に配置しました。
これも模型の楽しみの一つで、ジョンの降臨バージョンも作ってみました!(笑)
額縁を含めた大きさの目安として、ショートスケールのギターを並べました。
LPジャケットより。壁の落書きやレンガの穴はこの1961年度版を参考にしています!(笑)
この模型の制作記を近々投稿していく予定です。どうぞ、よろしく!
本物の場所はこちら
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